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日本人は虫歯のある人が多いといわれています。
虫歯のある人が多い原因として、予防歯科への意識が低いことにあると考えられます。フィンランドなどの歯科先進国では歯医者に行く目的が予防のためであるのがほとんどなのに対し、日本においてはいまだ治療するために歯医者に行く、という意識が根強く残っているのです。
定期的に歯科検診やクリーニングを受けていれば、常に健康な口腔内環境を保て、虫歯や歯周病を防げます。また、万が一虫歯や歯周病になっても早期発見・早期治療で済むことが多いため、治療にかかる医療費の削減にもつながります。
歯が痛くなってから歯医者に行くのではなく、虫歯や歯周病を予防するために歯医者に行く、という習慣をつけてみませんか？
毎日歯をみがいているのに、どうして虫歯になるのだろうと考えたことはありませんか？ 実は毎日念入りに歯をみがいていても、どうしてもみがき残しはできてしまいます。ご家庭での歯みがきだけでは虫歯や歯周病対策としては不十分なのです。
毎日の歯みがきに加えて、定期的に歯科医院でPMTC（専門の器具を使って行う歯の徹底的なクリーニング）を受けましょう。PMTCを受ければ、歯と歯茎の間や歯と歯の間にたまったプラークを落とすことができるので、虫歯や歯周病を予防する効果が格段に高くなります。
歯の病気を予防するにはプロのメンテナンスを受けることが大切ですが、やはり予防の基本は毎日自分で行う歯みがきです。ただ、ご家庭での歯みがきを欠かさず行っていても自己流のブラッシングでは正しくみがけていない場合があり、みがき残しが原因で虫歯や歯周病になってしまうことがあります。効率よく予防するには、正しいブラッシング法を身につけてプラークをできるだけ少ない状態に保つことが大切です。
当院では専門のスタッフにより歯1本1本の生え方や咬み合わせ、年齢などを考慮して、患者さん一人ひとりに合ったブラッシング指導を行っています。
虫歯や歯周病は再発リスクが高い病気といわれています。治療後に口腔内のメンテナンスができていなければ、再発してしまうことがあるのです。実際に、治療していったん健康を取り戻したにもかかわらず、メンテナンスを怠ったばかりに再発し再治療に至る症例が多数報告されています。
病気になってしまえば、治療にかかる通院期間や費用がかかります。また、治療に痛みをともなうこともあります。そう考えると、治療せずに済めばそれに越したことはないと思いませんか？
治療中はご自宅での歯みがきも集中して行うものの、治療が終わるとついメンテナンスをおろそかにしてしまう方は少なくありません。しっかりケアしていくためには、常に口腔内の健康を気にかけ、定期的に検診を受けることが有効です。実際に、定期検診を受けた人はそうでない人と比べると、再発率が10分の1以下になるという研究データがあるほど。結果的に治療費用が低減され、体への負担も軽減することにもつながるのです。
これからは、歯の病気にならないために歯医者に行くという予防意識を高めていくことが大切です。歯を傷つけ、痛くて高価な治療を受けるよりも、多少の投資をして年齢を重ねても自分の歯で食事ができる未来を選んでみませんか？
原田デンタルオフィス表参道では、患者さん一人ひとりの口腔内環境に合わせて、定期検診の日程を設定しています。歯の病気のなかには、虫歯や歯周病など初期段階での自覚症状が少ないものもあります。たとえ歯が痛くなくても、悪くなりかけている場合もあるのです。定期検診は、決められた日に受けましょう。
